2018/11/14
ODD MASSIMO

【ODD MASSIMO】

 

ハンドメイドマーケット市場が急激な規模で拡大している。ハンドメイドと聞いて、主婦が空いた時間に作る小物などといったイメージが大きく膨れ上がっているがそうでもなさそうだ。今日はそんなハンドメイド作品の常識を覆すグループ作家をフューチャーしたい。可愛いモノ、面白いモノ、楽しいモノ、新しいモノを想像し、創造する、グループ作家、ODD MASSIMO(オッドマッシモ)。新潟県十日町市という町で生まれた兄弟が立ち上げたグループ作家だ。二人は建築設計と、薬剤工学のスペシャリストである。これまでに、陶器のペンダントライトや、ボタンの箸休め、ブローチ、テーブルウェアの他、可愛いくて、面白い、新しい作品を製作し、世を楽しませている。

 

 

 『 建築設計×工芸 』 

 

インテリア照明として、小さくて可愛いものをたくさん吊るしたい、メーカー品とは異質の照明を使いたい、この想いからODD MASSIMOペンダントライトプロジェクトが始まった。主にODD MASSIMOが、電球やソケット使用用途等からデザイン設計を担当し、シェード(傘)は、拘りの職人の作品を当て込む事から開始。ODD MASSIMO第一弾作品として、シェードに使用したのは、二人の生まれ故郷、越後妻有(新潟県十日町市)の陶芸家、村山大介氏のしのぎの入った器たちだ。大介氏の器は、しのぎの模様が美しく、洗練されたシンプルなデザインだ。大介氏の協力のもと、試行錯誤を繰り返し、可愛くて上質なペンダントライトを作ることが実現。詳しくは【上質なペンダントライト】を参照。

 

『大きなシェードから小さいシェードまで、様々なパターンを製作して、このカップ&ソーサーの照明器具は完成しました。この他にもこれまで学んだ技術で、純粋に面白い事がしたい、新しいものを作りたい、そんな好奇心からODD MASSIMOの活動が本格始動しました。』

 

 

既製品ではない、既製品を超える、上質な作品作り。ODD MASSIMOが最初に取りかかったペンダントライトプロジェクトは、多くの反響を呼び、デザイン業界、インテリア業界など、様々な業界から支持を得ていく。

 

 『業界初の試みと挑戦を

   実行に写す』 

 

ODD MASSIMOは、純粋であり単純である。ただ面白い事、楽しい事に挑戦し、今までにないものを、今までにないクオリティで作る。そして手段は問わない。ペンダントライトプロジェクトを楽しみながら、同時進行で自身の作品作りに没頭していた。その作品のクオリティの高さや可愛さ、そして作り方はODD MASSIMOらしさ全開である。

 

 『 薬剤工学×工芸 』 

 

同時進行で進めていた自身のプロジェクト。雑貨や日用品の陶器を、お薬(錠剤)を作る機会(打錠機)で製作すると言う、確実に業界初である試みに挑戦していたのだ。打錠という言葉は、専門分野の言葉だ。医薬品の錠剤を作ることを打錠と言う。陶磁器や金属を液体状にして流し込む方法や、粘土に水分を加えて轆轤で回すなどの製作方法が主流ではあるが、ODD MASSIMOは粘土を乾燥させ、粉々に粉砕した砂状のものを打錠機で、プレスをして製作する。

 

 

『7年間錠剤を作ってきましたが、粘土を形にするのは、お薬に比べて、はるかに難しいです。ちょっと専門的な話をすると、お薬の錠剤には、お薬以外に、加工を助ける別のもの(添加剤)が大量に入っています。金属は延びる性質があるので、まだいいのですが、陶磁器は延びず、加工を助けるものを入れられないからです。そもそも打錠機を使って、お薬以外のものを作っている人が、世の中にいませんので、全て私自身で一から考えて、進めなければなりません。誰もやっていない事に挑戦する事は、純粋に面白いことです。』

 

ボタンに秘めた可愛らしさ。何もボタンはボタンの役目だけではない。可愛いボタンたちを、箸休めにしたり、マグネットにしたりブローチにしたり。または豆皿や、コースターなど、ODD MASSIMOのテーマである、可愛いモノ、面白いモノ、楽しいモノ、新しいモノはまさに、上質で繊細で、最高の作品として表現されていく。

 

 

ODD MASSIMOはオンラインストアを始め、デパートの出店、都内や地方都市へのハンドメイドマーケットの出店。デザインフェスタ、アートショーなどに出店し、多くの客を楽しませている。ハンドメイド市場が伸びている理由として、誰でも参加できる事があげられる。同時にクオリティーに関してはピンからキリまであるのが正直なところ。ODD MASSIMOに出会って感じた。こんな作家をもっと見たい、ハンドメイドのクオリティーがもっと上がり、市場がもっと大きくなる事を祈る。ぜひODD MASSIMOの作品に触れて欲しい。今後もODD MASSIMOの動きから目が離せない。