2021/03/11
クエルボ社

クエルボ社

 

世界初のテキーラ蒸留所「クエルボ社」。時代が変わった今現在もテキーラ界を牽引し続ける。

伝統のクエルボ

 

1758年、スペイン統治時代のメキシコ。クエルボの創始者、ホセ・アントニオ・クエルボは、当時のスペイン王、フェルナンド6世からハリスコ州の土地を入手し、アガヴェの植樹の認可をうける。1781年、息子のホセ・プルデンシア・クエルボは、その地を開拓し栽培を拡大。

そして、1795年。スペイン王であるカルロス4世は、ホセ・マリア・グアダルーペ・クエルボに、テキーラの商業製造・販売を認める最初のライセンスを交付。ここに「ホセ・クエルボ」社が創業し、200年以上にわたって輝き続けるクエルボ・ブランドが始まった。

 

1812年、現在も稼動している中では最古のテキーラ蒸溜所「ラ・ロヘーニャ蒸溜所」が操業開始。メキシコ国内での認知、評判も定着してきた1852年、クエルボのテキーラは、アメリカ西海岸へ渡る。

さらに1880年には、初めてのガラス瓶入りテキーラを開発し発売。販売用の大きな樽容器に代わって個人での持ち運びが簡単になり、国境を越え更に人々に愛されていく。

 

1893年のシカゴ万博や、1904年のセントルイス万博などアメリカ国内で高い評価を受けたクエルボ社は、海を越え、ヨーロッパ各国でも栄誉に輝く。

1907年にマドリード、1909年にパリで開催された万国博覧会ではグランプリを受賞。

その後、1930~40年代からはカクテル「マルガリータ」が流行。1970年代からは「テキーラサンライズ」の人気が沸騰。21世紀の現在、世界のクエルボとして世界90カ国以上で愛され続けている。

 

「クエルボ」とは、スペイン語で“カラス”の意。

伝説によると、創始者の遠い先祖がカラスのおかげで強盗の銃弾から命拾いしたことがあり、その後「クエルボ」と名乗るようになった。

そしてクエルボ社のテキーラはもちろん、蒸溜所や自社畑を守るファミリーシンボルとして掲げられているのが“カラス”のマーク。

現在、ラ・ロヘーニャ蒸溜所の入り口には巨大なカラスの像があり、世界中から観光に訪れるテキーラファンを迎えている。