テイスティング
テキーラをショットで飲むにあたり、より味わいを感じるために、3つのテイスティングレコードを覚えておくと、更に楽しくなるだろう。
私なりに解説している ※テキーラ銘柄レコード でも、3つのポイントは五つ星で表ている。
こちらに関しては、個人差があるため、是非ご自身で感じて頂きたい。
①、視覚(COLOR)
テキーラには熟成の度合いによって色が異なる。熟成してないものは透明、一年未満熟成のレポサドは浅いブラウン、そして一年以上熟成してるアネホは、オーク樽の色が移った濃いめのブラウン。それぞれに濃度や粘度などの違いがあり、それは口当たりにも伝わってくる。ハイクラスのテキーラはショットグラスではなく、ワイングラスなどで飲むのもおすすめである。
②、嗅覚(AROMA)
レポサド以上のテキーラは丸みを帯びたコリンズや、ワイングラスに注ぐ事によって、よりテキーラのアロマを感じることが出来るだろう。
試飲するの香りを『トップノート』と言うが、鼻に近づけ香りを楽しんで頂きたい。
やや遠くから、徐々にグラスに鼻を近づけると、香りの変化を楽しめる。
鼻に近つけた時のアロマと、グラスを話した後の余韻のアロマ。
またはグラスに注がれたテキーたの下部、中部、表面によって異なるアロマを放っている。ワインほどではないが、空気に含ませ酸化させる事によって、違ったアロマを感じ取ることが出来るのも、テキーラをストレートで飲む時の醍醐味だ。
原料からなる様々な香りとして、アガベ香、リコリス香、キャラメル香などが楽しめる。これはそれぞれ原料からなる。
また、それぞれ異なる発酵方から、酵母香、バターやパイナップルの香り。
そして、蒸留工程からなるシナモンなどのスパイス香や、レモンなどのフルーツ香などを感じ取ることが出来る。
オフフレーバーとして感じられるのが、アルコール臭や銅や鉄、またはガソリン香が感じられる事も。
③、味覚(FLAVOR)
大きく分けて存在する5つの味覚。
アガベ本来の甘さ、または加熱した際に高まる甘さ。一方で若いアガベには青臭い苦味。発酵した際に出る辛味や酸味。全体的な塩味や旨味。
またテキーラの飲んだ際に感じる舌のピリつき。これは、アガベの産地によって異なるとも言われている。
同じテキーラを楽しんでも、人それぞれに味覚は異なる。それぞれの体調によって。または、一緒に食べているもの、それらの前後に食べたものによっても変わってくる。
ぜひ、ご自身で実際に感じて頂きたい。
CASCO VIEJO ←名称
100% PURO AGAVE ←種類
BLANCO ←熟成度合い
メキシコ/ロスアルトス地方 ←地方
アランダス地区 ←地区
NOM番号:1610 ←蒸留所番号
AROMA:豊かなリコリス香 ←嗅覚
COLOR:透き通った透明感 ←視覚
FLAVOR ←味覚
甘味:★★★★☆
苦味:☆☆☆☆☆
旨味:★★☆☆☆
酸味:★☆☆☆☆
塩味:★☆☆☆☆
渋味:☆☆☆☆☆
そして一番重要なのは味わい。テキーラは悪魔のお酒と言われているこの日本で、私はそれを覆していきたい。それぞれのブランドにより、味わいも様々であり、お好みのテキーラに出会えた時の喜びは絶え間ない。
by Agaveyama