2018/11/02
pippi 作家

【作家】pippi

と言うアーティストをご存知だろうか。アクリル絵具でオリジナルの作品を描く、物静かで、どことなくお茶目な印象の男性アーティスト。

絵画の他にも、木製粘土を使ったブローチやオブジェクトも制作している。

彼の描く絵は、繊細かつ大胆で、見るものを魅了する。それだけではなく、全ての作品にストーリーがあり、言わば一枚の絵本のように、時間を忘れ没頭して魅入ってしまう程。

その物語の内容がまた面白い。宇宙の壮大さと言うか、魂宿るものの感性の豊かさが伝わる。

その続きが気になりだし、また没頭してしまう。こんな感じだ。可愛らしさや繊細さなどを兼ね備えた、不思議なアーティストと言えるだろう。

 

こちらの作品を紹介したい。

迷いの森

『ある日曜日、ピクニックにやって来た家族と愛犬マルコ。

長男のマイキーは、テレビゲームが好きで、泣き虫な11歳。次男のトミーは、気が優しく、読書と音楽が好きな8歳。三男のダニーは、わんぱくで、暴れん坊の3歳。

久し振りのピクニックではしゃいでいると、普段はおとなしいマルコが、その日は森に向かってワンワンと吠えていました。そして、何かを追いかけて森へと入っていってしまいました。

なかなか帰ってこないマルコを心配して、三人は、森へ入ってはいけないというお父さんの言い付けを守らず、マルコを探しに森へと入っていきました。

しばらくしてマルコは見つかったのですが、その姿は、なぜか丸々と太っていて、初めはマルコだと気がつきませんでした。首輪の名前をみて、マルコだと確認できたので、三人は戻ることにしました。

しかし、いくら歩いても、森の外へ出られません。完全に迷子になってしまいました。

そして、お腹を空かせた長男のマイキーは動けなくなってしまいました。

そんな兄を励ますトミー。急がすダニー。心配そうなマルコ。

そんな様子を草むらから何者かが覗いています。三人がどんな奴等なのか伺っているようです。

なぜマルコは太っていたのか?

そして、このきのこの小人達はいったい何者なのだろうか?』

『迷いの森』より。

 

独特な世界観と、なんとも言えない不思議さ。

彼は山梨を拠点に、関東圏のみならず、全国各地のハンドメイドマーケットやイベントに自らの足で回って、その面白さを伝えている。私自身も彼の言葉で物語を聞いた事がある1人だが、やはり描いている本人が話してくれるのは面白い。その場を立ち去りたくないほどだ。

この独特な世界観や、奇妙さ、不思議さ、そして可愛さ、愛くるしさ。

pippiのブースにはいつも沢山の人だかりが出来ている。是非一度聞いてもらいたい。

エンプントでは、アーティストFAQにて掘り下げたいアーティストの1人である。